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1月のイベント 雪中田植え

1月15日、小正月に行われます

雪中田植えは、秋田県北秋田市の農村で行われている民俗行事です。

北秋田市は秋田県の北部中央に位置しています。市の南部は森吉山をはじめとする奥羽山脈の山々が連なり、奥羽山系を源とする米代川流域の鷹巣盆地を中心に発展してきました。気候は内陸性で年間の寒暖差が激しく、冬は降雪量が多い豪雪地帯です。

また、元吉山県自然公園や、マタギ文化なども残る自然豊かな街としても知られています。

「庭田植え」とも呼ばれる

雪中田植えは庭先に積もった雪を水田に見立て、豆がらと稲わらで作った“稲を模した物”を田植えのように植え、五穀豊穣とその年の作柄を占う民俗行事です。庭先で行うことから「庭田植え」とも呼ばれます。

当日は庭の一角に雪を盛り上げ、その上に堆肥(たいひ)を撒いて田んぼを作ります。そして田んぼにしめ縄を張り、御幣を立て、「神の田」を設けます。
同日、夕刻になったら菅笠(すげかさ)や蓑(みの)をまとった田植人が疑似苗を植えます。そしてこの田んぼを2月1日まで風雨に晒します。

2月1日当日、日中に「稲刈り」と称してこの疑似苗を回収します。このとき稲が垂直に立っていれば実が実らない不稔、倒れていれば風水害による凶作、弓状に大きく傾いていれば豊作になるといわれています。

もともとこの辺り一帯の農家で行われていた民俗行事でしたが、時代の流れと共に段々と姿を消していきました。しかし、一旦は完全に途絶えてしまったものの、近年では農村の伝統的な民俗習慣を後世に残したいという有志の方たちによって復活し、現在では後世に残すべく活動を続けられています。

田の神様に豊作を祈願する

雪中田植えは、元々は田の神様に豊作を祈願することから始まりました。起源は定かではありませんが、江戸時代後期に根付いた習慣といわれており、人々の生活が安定した時代に日常生活を楽しくするため生まれた行事と推察されています。毎年小正月の日に県内各地で行われていたようです。

1月1日を「大正月」というのに対して、15日を「小正月」といいます。
大正月は公式な儀式ばった行事が行われることが多く、小正月は生活に即した民俗行事が行われ、特に農耕を模した物が多く見受けられます。中には雪中田植えのように、今日まで残っているものもあります。

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