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10月のイベント 田立の花馬祭り

10月の第1日曜に長野県南木曽町で行われる伝統行事

田立の花馬祭は長野県木曽郡南木曽町の五宮神社(いつみやじんじゃ)で行われる伝統行事です。

南木曽町は、長野県南西部の岐阜県との県境に位置する小さな町です。妻籠宿(つまごじゅく)、三留野宿(みどのじゅく)を有し、中山道の宿場町として発展しました。

長野県北部とは違い太平洋側と似た気候なので、夏期に降水が多く、冬の降水・降雪は少ないです。

また、町の9割以上が森林という、緑が大変多い土地で、昔ながらの町並みも残っており美しい山間の集落として知られています。

厄除けの力がある「花馬」

祭の前夜には、この地方に享保14年(1729年)から続く田立歌舞伎の上演が行われます。昔は娯楽が少なかったので沢山の人に愛され、今でも保存会が結成され芸を磨いています。

当日になると、午前中は地元の子供たちによる子供神輿が登場し町内を練り歩きます。そして午後になると、田立駅の前の広場に3頭の木曽馬が登場します。この馬は列を作り、先頭の馬には神が宿る神籬(こもろき:神具の一つ)の幟(のぼり)を、中馬には豊作を意味する菊の花の幟を、後馬には神社の社紋の幟を立て、それぞれの幟の周りには、青・黄・赤・白・黒の5色の色紙と竹ひごで稲穂をかたどった飾り(花)を365本程刺します。この派手で華やかな馬を「花馬」と呼びます。

正午過ぎに、花馬を連れた一団は一時間程かけて五宮神社を目指して町内を練り歩きます。神社に着くと、ゆっくり境内を3周します。すると、それを合図に見物人が一斉に花馬を囲い、稲穂の飾りを取り合います。この飾り(花)は厄除けの力があるといい伝えられており、田畑の畦(あぜ)や、家の入口に飾られます。

見物人の花の取り合いが落ち着くと、境内で餅投げが行われて祭が終了します。毎年、多くの観光客が訪れて1993年には長野県の無形文化財に登録されました。

田立の花馬祭の由来について

田立の花馬祭の由来は源平時代に木曽地方を拠点にしていた木曽義仲(源義仲)が坂下神社(岐阜県中津川市)に先勝祈願をしたことが始まりとされ、周辺の神社も含めて神事を行い、やがて形を変えて五穀豊穣や安産、家内安全などの所願成就を感謝する祭となりました。

現在では、この祭を行っている地区は五宮神社を有する南木曽町と、坂下神社を有する
岐阜県中津川市の坂下地区(旧、長野県木曽郡山口村)だけです。

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