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7月のイベント 岳の幟(たけののぼり)

7月半ばに長野県上田市別所温泉地区で行う伝統行事

岳の幟は長野県上田市別所温泉地区(塩田平)で、毎年7月15日付近の日曜日に行われる伝統行事です。

上田駅から別所温泉までの沿線一体を塩田平といいます。この辺りは土地が肥え、気候も農作物の栽培に適していたので上田藩の米処として栄えてきました。

この辺りの歴史は古く、日本武尊の東征の際に発見された日本最古の温泉として挙げられています。その後時代が進み武士が活躍する時代になると、平安末期には木曽義仲が入湯した伝説や、戦国時代には真田幸村で有名な真田氏一族が入湯した記録など、名高い武士たちにまつわる話が色々と伝わっています。
また、近世になると川端康成など著名な文豪が訪れて、この地で執筆作業をもされたようです。

国の重要な文化財も多数残され、この辺りは「信州の鎌倉」と評されています。

選択無形民俗文化財に指定された珍しい祭事

岳の幟の起源は室町時代まで遡ることができ、500年以上の伝統がある祭事です。祭は主に以下のように進行します。

当日の夜明け前、100名以上にもなる温泉街の人々が、6m程ある長い青竹と、色とりどりの反物を持って、南西の方角にある夫神岳(おがみだけ)に登ります。山頂には九頭竜神を祭った祠があり、ここで焚き火をしながら日の出を待ちます。日が出ると共に祠に反物を供え、神職が祈祷します。

その後、青竹に反物を括りつけて幟を作り、それを担ぎ下山をします。そして、この一団はそのまま温泉街を通り、町の北側にある別所神社まで練り歩きます。この道中には笛や太鼓のリズムに合わせて竹を打ち鳴らすささら踊りや、獅子の舞いも行われます。大体、正午頃に別所神社に到着し、解散となります。

緑の山々を背景に色鮮やかな幟が映える美しさが話題となり、今日では多くの観光客が訪れます。

岳の幟の由来について

岳の幟の起源は、雨乞いの儀式として始まりました。
そもそも塩田平は雨が少ない地域で、度々干ばつに悩まされていました。特に1504年(永正元年)の干ばつは酷く、南西にある夫神岳に雨乞いをしたようです。すると、3日に渡り雨が降り、作物が回復してこの年は豊作の年となりました。

その後、村人は夫神岳の山頂に九頭竜神を祀った祠を建立し、毎年各家庭で織った3丈の反物を奉納して感謝と五穀豊穣を祈願するようになり、次第に今日の形へと変わってきました。

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