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6月のイベント おにぎりの日

日本最古のおにぎりの化石がきっかけ

石川県鹿西町(現:中能登町)にあるチャノバタケ遺跡という弥生時代の遺跡から日本最古のおにぎりの化石が見つかりました。
この発見に因み、町おこしとして鹿西町を「おにぎりの里」と制定し、6月18日を「おにぎりの日」と定めました。

この地で見つかった化石はもち米を使用し、蒸された後焼かれた物であると推定され、現在の粽(ちまき)に近いものと考えられています。
形状は二等辺三角形で、底辺が5cm程、他の辺が8cm程、厚みが3.5cm程でした。竪穴式住居の壁際から単独かつ完全な形で出土したことから、携行・保存食以外に、お供え物などの呪術的な用途にも使用されたと推察されています。

おにぎりのルーツは弥生時代にあった

おにぎりの日は、2002年に鹿西町の町おこしとして制定されました。この日付は鹿西町(ろくせいまち)の「ろく」と、毎月18日がお米の日(米という漢字が「十」と「八」に分解できることに由来)であることに由来します。

チャノバタケ遺跡の発見から、日本人は稲作が始まると同時期におにぎりを作り、携行・保存食として食べていたようです。

文献の記載から紐解くと、奈良時代の文献「常陸国風土記(ひたちのくにふどき)」に「握飯(にぎりいい)」の名前で登場し、平安時代の文献には蒸した米を楕円形に丸めた「頓食(とんじき)」または丸い形状から「鳥の子(とりのこ)」と呼ばれるおにぎりが登場します。物語として残っている最古の物は源氏物語で、頓食を宮中の催しがあるときに下級役人に与えた様子が記載されています。一般的にはこれらの文献に登場するおにぎりを原型として考えられています。

鎌倉時代になると、鎌倉幕府側の武士にはうるち米を使用した梅干し入りおにぎりが配られ、梅干しと共に全国に広がり、おにぎりは兵糧として重宝されました。梅干しに含まれる成分にはご飯を腐敗から守る防腐剤としての効能があるので、このことも普及に繋がる要因になりました。
時代が進み、戦国時代の豊臣秀吉の天下統一後の時期になると、黒米や赤米に比べて収穫量の多い白米が広まり、現在のおにぎりと遜色ない物が一般的になります。

江戸時代になるとおにぎりは弁当の定番として食べられるようになり、江戸時代中期に当たる元禄時代(1688~1704年)に海苔の養殖が始まりました。すると、海苔を巻いたおにぎりが発明されます。海苔が巻かれたおにぎりは手にご飯がつかないという便利さも相まって、おにぎりには海苔を巻く習慣が全国的に根付きました。

現代に入ると1978年に長野県のある総菜屋が、手軽に海苔を巻ける包装フィルムを考案し、翌年になると大手のコンビニエンスストアからこの包装フィルムを使用したおにぎりが商品化されました。この発明により、パリッとした海苔の触感のおにぎりを手軽に味わえるようになり、コンビニエンスストアの主力商品になりました。また、様々な具材も考案され、ツナマヨなどコンビニエンスストア発祥のおにぎりも定着しました。

このように様々な人々のアイディアがもとになり、今日の豊かなおにぎりの文化を楽しめるようになりました。

だれでも簡単にできる、おにぎりのレシピ

定番のおにぎり

材料4個分

  • ご飯4膳分
  • 小さじ1/2
  • 海苔4枚
  • お好みの具材

作り方

  1. 炊いたご飯に塩を混ぜて、切るように混ぜます。
  2. ご飯1膳分を手に取り、お好みの具材をご飯の上に乗せ、ご飯の中に埋め込むように丸めます。
  3. 形を山型、もしくは丸型に整えてお好みにより海苔をまいたら完成です。

おにぎらず

おにぎりだけど、握らないおにぎり

材料4個分

  • ご飯4膳分
  • 小さじ1/2
  • 海苔 4枚
  • お好みの具材

作り方

  1. 炊いたご飯に塩を混ぜて、切るように混ぜます。
  2. 海苔の中央にご飯を乗せ、ご飯の上にお好みの具材を乗せます。
  3. 海苔の4角を中央に織り込むと完成です。織り込んだあと、真ん中から切ると見栄えもよくなりおすすめです。